WordPressでブログやWebサイトを運営するには、毎月または契約期間ごとにレンタルサーバーの料金がかかります。
できるだけ費用を抑えたい場合は、WordPressが利用できる安いプランを比較して選ぶことが大事です。
ただし、レンタルサーバーは表示されている月額料金だけで比較できるわけではありません。
最安料金が長期契約に限られていたり、初回と更新時で料金が異なったりするサービスもあるからです。
また、安いプランでは独自ドメインの無料特典や自動バックアップが利用できない場合もあります。
この記事では、WordPressが利用できるレンタルサーバー10社について、月額料金や長期利用時の料金、更新料金、独自ドメイン特典などを比較します。
そのうえで、料金を抑えてWordPressを運営したい場合に候補となるレンタルサーバーを紹介します。
WordPress向けの安いレンタルサーバー10社の料金を比較
WordPressが利用できるレンタルサーバーでも、月額料金や契約期間、更新料金などはサービスによって異なります。
ここでは、比較対象の10社について、WordPressが利用できる低価格なプランを中心に料金を比較します。
月額料金だけでなく、長期間利用した場合の料金や独自ドメインの無料特典、自動バックアップの有無も確認していきます。
比較条件
レンタルサーバーの料金を比較する際は、各社の最安料金だけを並べると条件がそろわない場合があります。
この記事では、以下の条件を基本として比較します。
- WordPressが利用できる低価格なプランを比較する
- 料金は税込で記載する
- 長期契約がある場合は36か月契約の料金を基本とする
- 期間限定のキャンペーン価格は基本の比較料金に含めない
- 初回料金と更新料金が異なる場合は分けて記載する
- 独自ドメインの無料特典や自動バックアップの有無も確認する
- 時間課金など料金体系が異なるサービスは個別に注記する
たとえば、レンタルサーバー全体の最安プランであっても、WordPressに対応していなければ比較対象にはしません。
また、36か月契約がないサービスについては、無理に同じ契約条件に換算せず、それぞれの料金体系に合わせて比較します。
料金は2026年8月29日時点の通常料金を基準とし、期間限定のキャンペーンについては必要な箇所で別途補足します。
月額料金・長期利用時の料金を比較
WordPressが利用できる低価格なプランについて、月額料金と長期利用時の料金を比較すると、以下のようになります。
| レンタルサーバー | 比較プラン | 月額料金の目安 | 長期利用時の料金・条件 |
|---|---|---|---|
| スターレンタルサーバー | ライト | 253円~ | 9,108円(36か月契約) |
| ロリポップ! | ライト | 330円~ | 11,880円(36か月契約) |
| mixhost | ライト | 初回495円~ | 初回17,820円(36か月契約) |
| さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 500円~ | 18,000円(36か月一括払い) |
| お名前.comレンタルサーバー | ベーシック | 891円~ | 32,076円(36か月払い)※1 |
| ConoHa WING | ベーシック・WINGパック | 968円~ | 34,848円(36か月契約) |
| エックスサーバー | スタンダード | 990円~ | 35,640円(36か月契約) |
| シンレンタルサーバー | ベーシック | 1,078円~ | 38,808円(36か月契約) |
| wpX Speed | W1 | 2.2円/時 | 月額上限1,320円※2 |
| ムームーサーバー | 1プラン | 1,430円 | 1,430円/月※3 |
※料金は2026年8月29日時点の税込通常料金を基準にしています。期間限定キャンペーンは基本の比較料金に含めていません。
※長期契約または長期払いがあるサービスは36か月の料金を掲載しています。wpX Speedとムームーサーバーは料金体系が異なるため、それぞれの通常料金を記載しています。
※1 お名前.comレンタルサーバーは36か月払いの場合です。初回申込みでは申込み月の料金が無料になります。別途、サービス維持調整費が加算される場合があります。参考:お名前.comレンタルサーバー「料金詳細」
※2 wpX Speedは時間課金のため、36か月契約はありません。W1は2.2円/時で、月額上限は1,320円です。参考:wpX Speed「料金」
※3 ムームーサーバーには長期契約による月額割引はありません。対象ドメインと同時契約した場合は、はじめの2か月間のサーバー料金が無料になります。参考:ムームーサーバー
長期利用時のサーバー料金を見ると、スターレンタルサーバーのライトやロリポップ!のライトは、特に低価格でWordPressを利用できますし、さくらのレンタルサーバのスタンダードやmixhostのライトも、初回の36か月分では2万円を下回ります。
ただし、初回と更新時で料金が変わるサービスや、低価格なプランでは独自ドメインの無料特典や自動バックアップが付いていないサービスもあります。
続いて、これらの違いを確認します。
初回料金・更新料金を比較
レンタルサーバーを長期間利用する場合は、申込み時と更新時で料金が変わるかどうかも比較しておきましょう。
特に注意したいのがmixhostです。ライトの36か月契約は初回495円/月ですが、更新時は748円/月になります。
| サービス | 初回 | 更新時 |
|---|---|---|
| mixhost ライト | 495円/月 | 748円/月 |
36か月分にすると、初回は17,820円、更新時は26,928円となり、同じプラン・契約期間でも9,108円の差があります。mixhostでは初回契約時と更新時で料金が異なるため、長期間利用する場合は更新後の料金まで含めて比較する必要があります。参考:mixhost「レンタルサーバー」
一方、スターレンタルサーバーなどは、契約期間ごとに料金が設定されています。たとえばライトの36か月契約は253円/月です。
また、エックスサーバーやConoHa WINGなどでは、期間限定のキャンペーンによって通常料金より安く契約できる場合があります。ただし、期間限定キャンペーンは通常料金とは分けて考えます。
このように、同じ「月額○円~」という表示でも、初回と更新時で料金が変わるサービスがありますので、長期利用時の費用を比べる場合は、初回料金だけでなく更新後の料金も含めて判断することが大事です。
独自ドメイン・バックアップを比較
レンタルサーバーの月額料金が安くても、独自ドメインの更新料金やバックアップの費用が別途かかる場合があります。
そこで、これまで比較したプランについて、独自ドメインの無料特典とバックアップの違いを確認してみましょう。
| レンタルサーバー | 比較プラン | 独自ドメイン無料特典 | バックアップ |
|---|---|---|---|
| スターレンタルサーバー | ライト | なし | なし |
| ロリポップ! | ライト | なし | 自動バックアップなし※1 |
| mixhost | ライト | なし | 自動バックアップなし |
| さくらのレンタルサーバ | スタンダード | なし | バックアップ&ステージング |
| お名前.comレンタルサーバー | ベーシック | 最大2個※2 | 自動バックアップ14日間 |
| ConoHa WING | ベーシック・WINGパック | 2個 | 自動バックアップ14日間 |
| エックスサーバー | スタンダード | 最大2個※3 | 自動バックアップ14日間 |
| シンレンタルサーバー | ベーシック | 1個 | 自動バックアップ14日間 |
| wpX Speed | W1 | なし | 自動バックアップ7日間 |
| ムームーサーバー | 1プラン | 1個※4 | 自動バックアップあり |
※1 ロリポップ!のライトでは、7世代バックアップを有料オプションとして利用できます。標準の自動バックアップはハイスピード・エンタープライズが対象です。参考:ロリポップ!「自動バックアップ」/参考:ロリポップ!「7世代バックアップ」
※2 お名前.comレンタルサーバーの独自ドメイン無料特典には、ドメインの同時申込みなどの条件があります。2個目は対象となる.comを利用できます。
※3 エックスサーバーのスタンダードで無料になる独自ドメイン数は、契約期間などの条件によって異なります。
※4 ムームーサーバーの「ドメインずっと無料」は、対象ドメインとサーバーの同時契約などの条件を満たした場合に適用されます。
スターレンタルサーバーのライト、ロリポップ!のライト、mixhostのライトでは、比較している低価格プランに独自ドメイン無料特典や標準の自動バックアップが付いていない一方、さくらのレンタルサーバのスタンダードでは「バックアップ&ステージング」が利用できます。
また、お名前.comレンタルサーバー、ConoHa WING、エックスサーバー、シンレンタルサーバーでは、今回比較しているプランで独自ドメインの無料特典と自動バックアップが利用できますが、無料になるドメイン数や適用条件はサービスによって異なります。
このように、月額料金が安いプランでは、独自ドメインやバックアップに別途費用がかかることがありますので、サーバー料金だけでなく、WordPressの運営に必要な機能まで含めて比較するとよいでしょう。
料金だけでなく、WordPress関連機能やサポートなども含めて比較したい方は、「WordPress向けレンタルサーバーおすすめ10選|料金・機能を徹底比較」も参考にしてください。
WordPress向けの安いレンタルサーバーおすすめ4選
ここまで比較した10社のうち、WordPressを低価格で利用したい場合に特に候補となるのは、スターレンタルサーバー、さくらのレンタルサーバ、ロリポップ!、mixhostの4社です。
サーバー料金の安さだけでなく、更新料金や独自ドメインの無料特典、バックアップなども踏まえて、それぞれの特徴を紹介します。
1.スターレンタルサーバー
スターレンタルサーバーは、WordPressをできるだけ低価格で利用したい場合に有力な選択肢です。
WordPressに対応するライトは、36か月契約で253円/月、36か月分では9,108円です。NVMe SSDの容量は350GBで、無料独自SSLも利用できます。一方、ライトには自動バックアップと独自ドメインの無料特典がありません。
料金だけを抑えたい場合はライトが候補になりますが、バックアップや独自ドメインの費用まで考える場合は、スタンダードも比較しておきましょう。
スタンダードは36か月契約で550円/月、36か月分では19,800円です。容量は700GBで、自動バックアップが利用できるほか、対象となる独自ドメイン1個の無料特典があります。
以上から、スターレンタルサーバーでは、料金をできるだけ抑えるならライト、サーバー料金と機能のバランスを重視するならスタンダードが選択肢になります。
スターレンタルサーバーの料金やWordPress関連機能については、スターレンタルサーバーでWordPressはどう?料金・特徴を解説で詳しく紹介しています。
2.さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは、料金を抑えながらバックアップ機能も利用したい場合に候補となります。
WordPressに対応するスタンダードは、36か月一括払いで18,000円、月額換算500円です。より安いライトもありますが、WordPressには対応していないため、WordPressを利用する場合はスタンダードが最も安いプランとなります。
スタンダードでは「バックアップ&ステージング」が利用できます。WordPressのファイルとデータベースのスナップショットを作成できるほか、ステージング環境を作成して、公開前に変更内容を確認することもできます。
スターレンタルサーバーのライトやロリポップ!のライトより月額料金は高くなりますが、追加料金をかけずにバックアップ機能を利用できる点が特徴です。
以上から、さくらのレンタルサーバでは、サーバー料金だけを最小限に抑えることよりも、低価格とバックアップ機能の両方を重視する場合に選択肢となります。
さくらのレンタルサーバの料金やWordPress関連機能については、さくらのレンタルサーバでWordPressはどう?料金・特徴を解説で詳しく紹介しています。
3.ロリポップ!
ロリポップ!は、WordPressを低価格で利用したい場合に候補となるレンタルサーバーです。
WordPressに対応するライトは、36か月契約で330円/月、36か月分では11,880円です。SSD容量は350GBで、10日間の無料お試しも利用できます。
一方、ライトでは標準の自動バックアップは利用できません。ロリポップ!の自動バックアップはハイスピードとエンタープライズが対象です。
そのため、バックアップを標準機能として利用したい場合は、ライトより料金の高いプランも含めて検討する必要があります。
月額330円からWordPressを利用できるため、バックアップなどの機能よりもサーバー料金の安さを優先したい場合に選択肢となります。
ロリポップ!の料金やWordPress関連機能については、ロリポップ!レンタルサーバーでWordPressはどう?料金・特徴を解説で詳しく紹介しています。
4.mixhost
mixhostは、初回の契約料金を抑えてWordPressを利用したい場合に候補となります。
WordPressに対応するライトは、36か月契約で初回495円/月、36か月分では17,820円です。一方、更新時は748円/月となり、同じ36か月契約でも26,928円になります。
そのため、初回の契約期間だけを見ると低価格ですが、長期間利用する場合は更新後の料金まで含めて比較する必要があります。
また、ライトでは初年度の無料ドメインと14日間の自動バックアップは利用できません。これらの機能を利用したい場合は、スタンダード以上のプランが候補になります。
mixhostは、初回のサーバー料金を抑えたい場合には選択肢になりますが、更新料金や必要な機能も含めて検討するとよいでしょう。
mixhostの料金やWordPress関連機能については、mixhostでWordPressはどう?料金・特徴を解説で詳しく紹介しています。
WordPressのレンタルサーバーにかかる費用
WordPress自体は無料で利用できますが、独自ドメインでブログやWebサイトを運営する場合は、主にレンタルサーバーと独自ドメインの費用がかかります。
また、利用するサービスや必要な機能によっては、有料オプションの料金が加わる場合があります。
レンタルサーバー料金
レンタルサーバー料金は、WordPressを運営するうえで継続的にかかる主な費用です。
今回比較した10社では、WordPressを利用できるプランの月額料金は253円から1,000円を超えるものまであり、サービスによって差があります。
また、多くのレンタルサーバーでは、契約期間が長いほど1か月あたりの料金が安くなります。たとえば、12か月契約より36か月契約のほうが月額換算料金は安くなることがあります。
ただし、長期契約では契約時にまとまった金額を支払うこともあるため、月額換算料金だけでなく、実際の支払額も確認しておきましょう。
料金を抑えるために低価格なプランを選ぶ場合でも、ディスク容量や運営できるサイト数などは確認しておくことが大事です。
必要な容量や機能を満たすプランの中から、料金の安いものを選ぶと費用を抑えやすくなります。
独自ドメイン料金
独自ドメインを利用する場合は、取得費用や更新費用がかかることがあります。
料金はドメインの種類によって異なり、.com や .net、.jp などで取得費用や更新費用が変わります。また、初年度の取得料金が安くても、2年目以降の更新料金が高くなる場合があります。
一方、レンタルサーバーによっては、一定の条件を満たすことで独自ドメインの取得費用や更新費用が無料になる特典があります。
たとえば、エックスサーバーやConoHa WING、スターレンタルサーバーのスタンダードなどでは、対象となる独自ドメインを無料で利用できる特典があります。
そのため、レンタルサーバーの料金を比較する際は、サーバー料金だけでなく、独自ドメインを別途契約した場合の費用も含めて考えるとよいでしょう。
WordPress向けの安いレンタルサーバーに関するよくある質問
WordPress向けの安いレンタルサーバーについて、料金やプラン選びに関するよくある質問をまとめます。
無料レンタルサーバーとの違いは?
無料レンタルサーバーでも、WordPressを利用できるサービスがあります。
ただし、無料プランではディスク容量や機能に制限があったり、広告が表示されたりする場合があります。また、バックアップやサポートなど、有料プランでは利用できる機能が制限されることもあります。
一方、月額数百円程度の有料レンタルサーバーであれば、無料プランより容量や機能の選択肢が広がります。
できるだけ費用をかけずに試したい場合は無料レンタルサーバーも選択肢になりますが、継続してWordPressを運営する場合は、低価格な有料プランも含めて比較するとよいでしょう。
WordPressに対応した無料レンタルサーバーを比較したい方は、「WordPress対応の無料レンタルサーバーおすすめ3選|広告なし・独自ドメイン対応も比較」も参考にしてください。
安いプランから上位プランへ変更できる?
レンタルサーバーによっては、契約後に上位プランへ変更できます。
そのため、最初は低価格なプランを利用し、サイトの規模が大きくなったり、必要な容量や機能が増えたりした段階で上位プランへ変更する方法もあります。
ただし、プラン変更の可否や変更できるプラン、反映時期、料金の計算方法などはサービスによって異なります。
低価格なプランから利用する場合は、将来的に上位プランへ変更できるかどうかも契約前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
WordPress向けのレンタルサーバーは、月額数百円から利用できるプランがありますが、表示されている月額料金だけでなく、契約期間や更新料金、独自ドメインの費用、バックアップなども含めて比較することが大事です。
今回比較した10社の中では、次の4社が低価格でWordPressを利用したい場合の候補になります。
- スターレンタルサーバー:サーバー料金をできるだけ抑えたい方
- さくらのレンタルサーバ:低価格とバックアップ機能の両方を重視したい方
- ロリポップ!:月額料金を抑えてWordPressを始めたい方
- mixhost:初回の契約料金を抑えたい方
安いレンタルサーバーを選ぶ際は、必要な容量や機能を確認したうえで、条件を満たすプランの中から料金を比較するとよいでしょう。



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