WordPressでWebサイトやブログを始めるとき、初心者が迷いやすいのがレンタルサーバー選びです。
レンタルサーバーにはさまざまなサービスやプランがあり、料金や容量、サーバーの仕様などを見比べても、「結局何を基準に選べばよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
特にWordPress初心者の場合、細かなスペックだけを比較するよりも、WordPressを簡単に始められるか、困ったときにサポートを受けられるか、無理なく使い続けられるかといった点を確認することが大事です。
この記事では、WordPress初心者がレンタルサーバーを選ぶときに確認したい8つのポイントと、契約前の注意点をわかりやすく解説します。
レンタルサーバーがなぜ必要なのかを先に知りたい方は、WordPressにレンタルサーバーは必要?ドメインとの関係も解説も参考にしてください。
WordPress初心者は何を基準にレンタルサーバーを選ぶ?
WordPress初心者がレンタルサーバーを選ぶときは、サーバーの細かな仕様だけで判断する必要はありません。
特に確認しておきたいのは、次の3点です。
- WordPressを簡単に始められるか
- 困ったときに対応しやすいか
- 無理のない料金で使い続けられるか
レンタルサーバーの公式サイトを見ると、ストレージ容量やCPU、メモリ、高速化機能など、さまざまな情報が掲載されています。
もちろん性能も重要ですが、初めてWordPressを使う場合は、契約からWordPressの開設までスムーズに進められるかどうかも重要な判断基準です。
また、月額料金が安く見えても、契約期間や更新時の料金によって実際の負担は変わります。
料金だけ、性能だけと一つの項目で決めるのではなく、使いやすさやサポート、バックアップなども含めて総合的に確認しましょう。
WordPress初心者向けレンタルサーバーの選び方【8つのポイント】
WordPress初心者がレンタルサーバーを選ぶときは、料金だけでなく、WordPressの始めやすさやサポート、バックアップなども確認することが大事です。
ここでは、レンタルサーバーを選ぶ際に確認しておきたいポイントを8つに分けて解説します。
WordPressを簡単に始められるか
まず確認したいのが、WordPressを簡単に始められる仕組みが用意されているかどうかです。
レンタルサーバーによっては、管理画面からWordPressをインストールできる機能や、サーバー契約と同時にWordPressの開設まで進められる機能が用意されています。
こうした機能を利用できれば、自分でWordPressのファイルをアップロードしたり、データベースを細かく設定したりする手間を減らせます。
初めてWordPressを利用する場合は、
- WordPressの簡単インストールに対応しているか
- 契約時にWordPressまでまとめて設定できるか
- 公式マニュアルに手順が掲載されているか
などを確認しておくとよいでしょう。
同じ「WordPress対応」のレンタルサーバーでも、開設までの手順は異なります。
WordPressをできるだけ簡単に始めたい方は、料金や性能だけでなく、申し込みからWordPress開設までの手順も確認しておきましょう。
独自ドメインの取得・設定が簡単か
WordPressでWebサイトを公開する場合は、レンタルサーバーとあわせて独自ドメインを利用するケースが一般的です。
レンタルサーバーによっては、サーバーの申し込みと同時に独自ドメインを取得できたり、取得したドメインを簡単に設定できたりします。
一方、レンタルサーバーとドメインを別々のサービスで契約すると、ネームサーバーの設定が必要になるなど、設定の手順が増えることがあります。
特に初めてWordPressを利用する場合は、こうした設定で迷う可能性もあるため、
- ドメインの料金はいくらか
- 更新時にも費用がかかるか
だけでなく、
- サーバー契約時にドメインも取得できるか
- ドメインの設定手順がわかりやすいか
についても確認しておくと安心です。
また、「独自ドメイン永久無料」などの特典が用意されているレンタルサーバーもありますが、対象プランや契約期間などの適用条件が設定されている場合があります。
そのため、無料という点だけで判断せず、適用条件や更新時の扱いまで確認しておくことが大事です。
SSLを簡単に設定できるか
SSLは、Webサイトと閲覧者との通信を暗号化する仕組みです。
WordPressでWebサイトを運営するのであれば、SSLを利用できるレンタルサーバーを選びましょう。
WordPress公式でも、WordPressを利用するサーバー環境としてHTTPSへの対応を推奨しています。
現在は無料SSLに対応しているレンタルサーバーも多く、管理画面から設定できるサービスもあります。
初心者の場合は、
- 無料SSLを利用できるか
- 管理画面から設定できるか
- SSLの更新を自動で行えるか
などを確認しておくとよいでしょう。
SSLそのものに対応しているだけでなく、初心者でも設定しやすい仕組みになっているかを見るのがポイントです。
自動バックアップ・復元機能があるか
WordPressを運営していると、操作ミスや更新時のトラブルなどによって、サイトを元の状態に戻したくなることがあります。
WordPress公式でも、更新前にWebサイトをバックアップしておくことが推奨されています。そのため、レンタルサーバーを選ぶ際にはバックアップ機能も確認しておきましょう。
特に初心者が確認しておきたいのは、
- 自動バックアップに対応しているか
- バックアップの保存期間はどのくらいか
- バックアップから復元できるか
- 復元に料金がかかるか
といった点です。
「自動バックアップあり」と書かれていても、保存期間や復元方法、料金などはレンタルサーバーによって異なります。
そのため、バックアップの有無だけでなく、必要になったときにどのように復元できるのかまで確認しておくと安心です。
サポートを利用しやすいか
初めてWordPressを利用する場合、サーバーの設定やドメイン、SSLなどでわからないことが出てくる可能性があります。
そのため、サポート体制も重要な選択基準です。
レンタルサーバー会社への主な問い合わせ方法には、次のようなものがあります。
- メール
- 問い合わせフォーム
- チャット
- 電話
ただし、すべてのサポート方法を利用できるとは限らず、プランや受付時間によって条件が異なる場合があります。
また、WordPressそのものの使い方までサポートしてもらえるとは限りません。
「サポートあり」という表示だけを見るのではなく、何について、どの方法で問い合わせられるのかを公式サイトで確認しておきましょう。
公式マニュアルやよくある質問が充実しているかどうかも、初心者にとっては重要です。
管理画面がわかりやすいか
レンタルサーバーを契約すると、ドメインやSSL、メール、バックアップなどの設定をサーバーの管理画面から行います。
管理画面の構成はサービスによって異なるため、初心者にとっては使いやすさも重要です。
ただし、「管理画面がわかりやすい」という評価には個人差があります。
そのため、契約前に判断するときは、
- 公式マニュアルに管理画面の画像が掲載されているか
- WordPressやSSLなどの設定方法がわかりやすく案内されているか
- よく使う機能へ迷わず移動できそうか
といった点を確認するとよいでしょう。
無料お試し期間が用意されている場合は、実際に管理画面を確認してから判断する方法もあります。
料金体系と更新時の料金がわかりやすいか
レンタルサーバーの料金を見るときは、表示されている月額料金だけで判断しないようにしましょう。
同じプランでも、
- 契約期間
- 初回契約か更新か
- キャンペーンの適用有無
- 初期費用
- ドメイン料金
- オプション料金
などによって支払額が変わる場合があります。
特に「月額○○円~」という表示は、長期契約をした場合の1か月あたりの料金であることがあります。
実際に申し込む前に、
- 初回の支払総額はいくらか
- 更新するときはいくらか
の2点を確認しておきましょう。
WordPressは長期間運営することも多いため、最初の安さだけではなく、継続して無理なく支払える料金かどうかで判断することが大事です。
WordPressを問題なく使える性能があるか
WordPressを利用するために必要な環境が整っているかも確認しておきましょう。
WordPress公式では、推奨するPHPやデータベースのバージョン、HTTPSへの対応など、WordPressを動かすためのサーバー環境を公開しています。
WordPressを動かすために必要な環境については、「WordPressのサーバー要件とは?PHP・MySQLなど推奨環境を解説」で詳しく紹介しています。
レンタルサーバーを選ぶ際は、各社の公式サイトでWordPressに対応しているかを確認しておきましょう。
ただし、初心者がCPUやメモリなどの細かな仕様まで一つずつ比較する必要はありません。
一般的なブログやWebサイトを始める場合は、WordPressに対応しており、通常の利用に必要な性能を備えたプランを選べば十分です。
また、将来的にアクセス数やサイト数が増えた場合に備えて、上位プランへ変更できるかどうかも確認しておくと安心です。
初心者の場合は、細かなスペックの違いを追いかけるよりも、WordPressを問題なく利用でき、必要に応じてプランを変更できるかという視点で確認するとよいでしょう。
初心者がレンタルサーバーを選ぶときの注意点
レンタルサーバーを選ぶときは、料金や性能など一つの条件だけで判断しないことが大事です。
ここでは、WordPress初心者がレンタルサーバーを選ぶ際に注意しておきたいポイントを解説します。
月額料金の安さだけで選ばない
レンタルサーバーを比較するとき、わかりやすい判断材料になるのが「料金」です。
しかし、月額料金だけで選ぶのはおすすめできません。
料金が安くても、
- バックアップの条件
- サポート方法
- WordPressの導入方法
- 容量や機能
- プラン変更の可否
などが自分の希望と合わない可能性があります。
反対に、高額なプランを選べば初心者にとって使いやすいとも限りません。
まずは必要な条件を決め、その条件を満たしたレンタルサーバーの中で料金を比較するとよいでしょう。
キャンペーン価格だけで判断しない
レンタルサーバーでは、期間限定の割引やキャッシュバックなどのキャンペーンが行われることがあります。
割引やキャッシュバックなどのキャンペーンを利用すれば、通常料金より費用を抑えられます。ただし、キャンペーンの適用条件や、終了後の通常料金・更新料金も確認しておきましょう。
WordPressを数年間利用する予定であれば、初回の割引額よりも更新後の料金が総費用に大きく影響することがあります。
キャンペーンはあくまで契約時の条件の一つとして考え、通常時の料金でも継続できるかを確認しておくことが大事です。
必要以上に高性能なプランを選ばない
性能の高いサーバーを見ると、上位プランを選んだほうが安心に感じるかもしれません。
しかし、これから小規模なWordPressサイトやブログを始める場合、最初から最上位プランが必要とは限りません。
重要なのは、
自分の用途に必要な性能を満たしていること
です。
あとからプラン変更ができるレンタルサーバーであれば、サイトの成長に合わせて上位プランを検討することもできます。
初めから必要以上の費用をかけるのではなく、現在の用途と将来の拡張性の両方を確認しましょう。
「最速」「No.1」などの表現だけで判断しない
レンタルサーバーの公式サイトには、「最速」「No.1」などの表現が掲載されていることがあります。
こうした情報を見る場合は、調査条件や比較対象、調査時期なども確認しましょう。
WordPressサイトの表示速度は、レンタルサーバーだけで決まるものではありません。
使用するWordPressテーマや画像サイズ、プラグイン、キャッシュ設定、アクセス状況などによっても変わります。
そのため、一つの数値や広告表現だけでサーバーを決めるのではなく、料金、機能、サポートなども含めて判断することが大事です。
目的に合わせて重視するポイントを決めよう
レンタルサーバーを選ぶときに重視するポイントは、WordPressをどのように使いたいかによって変わります。
ここでは、目的別にどのような点を優先して確認するとよいのかを紹介します。
できるだけ簡単にWordPressを始めたい場合
WordPressの設定に不安がある方は、契約からWordPress開設までの手順を重視しましょう。
特に、
- WordPressの簡単インストール
- ドメインの同時取得
- SSLの簡単設定
- 初期設定をまとめて行える機能
などを確認すると、開設時の作業を減らしやすくなります。
初心者にとっては、サーバーの細かなスペック差よりも、最初の設定で迷いにくいことが大きなメリットになる場合があります。
トラブル時の不安を減らしたい場合
サーバーの操作やトラブルへの対応に不安がある方は、サポートとバックアップを重視しましょう。
問い合わせ方法だけでなく、
- 受付時間
- 公式マニュアル
- よくある質問
- 自動バックアップ
- 復元方法
まで確認しておくと安心です。
特にバックアップは、「保存されているか」だけでなく、「必要になったときに自分で復元できるか」まで確認しておきましょう。
費用を抑えて長く利用したい場合
料金を重視する場合は、月額料金だけでなく長期間利用した場合の総額を見ることが大事です。
初回料金が安くても、更新後に料金が上がる場合があります。
また、独自ドメインやバックアップ、その他の機能が別料金になっている場合は、その費用も含めて比較する必要があります。
契約期間ごとの料金を確認し、1年後、2年後にも無理なく利用できるかという視点で判断しましょう。
なお、できるだけ費用をかけずにWordPressを始めたい場合は、無料レンタルサーバーを利用する方法もあります。「WordPress対応の無料レンタルサーバーおすすめ3選|広告なし・独自ドメイン対応も比較」で、現在利用できるサービスを紹介しています。
将来的なサイトの成長にも備えたい場合
WordPressを長く運営していく予定であれば、将来の拡張性も確認しておきましょう。
例えば、
- 上位プランへ変更できるか
- 複数のWordPressサイトを運営できるか
- ストレージ容量に余裕があるか
- バックアップや高速化機能が用意されているか
などです。
最初から大規模サイト向けの契約をする必要はありません。
現在必要な条件を満たしながら、サイトが成長したときにも対応しやすいレンタルサーバーを選ぶと、あとから乗り換える手間を減らせます。
WordPress初心者がレンタルサーバーを契約する前のチェックリスト
最後に、申し込み前に次の項目を確認してみましょう。
- WordPressを簡単にインストールできる
- 独自ドメインを取得・設定しやすい
- SSLを利用できる
- 自動バックアップの保存期間と復元方法を確認した
- サポート方法と受付条件を確認した
- 管理画面や公式マニュアルを確認した
- 初回料金だけでなく更新時の料金も確認した
- 自分の用途に必要な性能・機能を満たしている
すべての項目で最高水準のレンタルサーバーを選ぶ必要はありません。
自分が重視したい項目に優先順位を付け、条件に合うサービスを選ぶことが大事です。
まとめ
WordPress初心者がレンタルサーバーを選ぶときは、料金や性能だけでなく、WordPressの始めやすさやサポート、バックアップなども確認しましょう。
特に確認しておきたいのは、次の8つです。
- WordPressを簡単に始められるか
- 独自ドメインの取得・設定が簡単か
- SSLを簡単に設定できるか
- 自動バックアップ・復元機能があるか
- サポートを利用しやすいか
- 管理画面がわかりやすいか
- 料金体系と更新時の料金がわかりやすいか
- WordPressを問題なく使える性能があるか
初心者の場合、「最も高性能なサーバー」や「最も安いサーバー」を探すよりも、自分が無理なくWordPressを始めて、その後も使い続けられるかという視点を持つと判断しやすくなります。
まずは必要な条件を整理したうえで、それぞれのレンタルサーバーの料金や機能を比較してみましょう。
具体的なレンタルサーバーを比較したい場合は、「WordPress向けレンタルサーバーおすすめ10選|料金・機能を徹底比較」も参考にしてください。



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