XServer for WordPressは、通常のエックスサーバーとは別のサービスとなっているため、「どのような違いがあるのか」「WordPressを使うならどちらを選べばよいのか」と迷っている方もいるのではないでしょうか。
XServer for WordPressには、WordPress専用の管理画面やステージング環境など、WordPressサイトの運用をサポートする機能が用意されている一方、料金やメール機能など、通常のエックスサーバーとは異なる点もあります。
この記事では、XServer for WordPressの料金や特徴、通常のエックスサーバーとの違いを紹介しますので、どちらを選ぶべきか迷っている方は参考にしてください。
XServer for WordPressとは
XServer for WordPressは、エックスサーバー株式会社が提供するWordPress専用のレンタルサーバーです。
WordPressサイトの作成や管理に特化しており、専用の管理画面「WPパネル」から、WordPress本体やプラグイン・テーマの更新、バックアップ、ステージング環境の作成などを行えます。
通常のエックスサーバーでもWordPressを利用できますが、XServer for WordPressは、WordPressサイトの運用や管理をしやすくする機能やサポートをより充実させている点が特徴です。
その一方で、料金や利用できる機能には通常のエックスサーバーとの違いがあります。
そのため、WordPress専用だからという理由だけで選ぶのではなく、両サービスの違いを確認したうえで判断することが大事です。
XServer for WordPressの料金
XServer for WordPressには、共有サーバーの「ベーシック」「スタンダード」と、仮想専用サーバーの「プレミアム」「エンタープライズ」の4つのプランがあります。
36か月契約時の通常料金と主な違いは、次のとおりです。
| プラン | サーバー | 月額料金 | 初期費用 | ディスク容量 |
|---|---|---|---|---|
| ベーシック | 共有サーバー | 2,574円 | 0円 | 500GB |
| スタンダード | 共有サーバー | 5,148円 | 0円 | 700GB |
| プレミアム | 仮想専用サーバー | 11,880円 | 17,600円 | 1TB |
| エンタープライズ | 仮想専用サーバー | 47,520円 | 17,600円 | 4TB |
※料金は税込。月額料金は36か月契約時の1か月あたりの通常料金です。契約期間分を一括で支払います。
ベーシックとスタンダードは、複数の利用者でサーバー環境を共有するプランです。
一方、プレミアムとエンタープライズは、他の利用者から独立した仮想専用サーバーとなっています。
大規模なサイトや負荷の高いサイトを運営する場合はプレミアム以上も選択肢になりますが、料金が大きく上がるため、必要なサイト数やサーバーリソースなどを確認したうえでプランを選びましょう。
なお、XServer for WordPressには14日間の無料お試し期間があるため、契約前に管理画面や使い勝手を確認することも可能です。
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XServer for WordPressの主な特徴
XServer for WordPressには、WordPressサイトの管理や保守にかかる負担を減らすための機能が用意されています。
主な特徴を順に見ていきましょう。
WordPress専用の「WPパネル」でサイトを管理できる
XServer for WordPressでは、WordPressサイトを管理するための専用画面「WPパネル」が利用できます。
WPパネルでは、WordPress本体やプラグイン、テーマの管理をはじめ、バックアップやステージング環境など、WordPressの運用に必要な機能へアクセスできます。
複数の機能をWordPress向けの管理画面から操作できるため、日常的なサイト管理の負担を抑えやすいのが特徴です。
ステージング環境を作成できる
本番サイトとは別に、動作確認などに利用できるステージング環境が作成できます。
たとえば、WordPress本体やプラグイン、テーマを更新する前にステージング環境で動作を確認しておけば、本番サイトで不具合が発生するリスクを抑えられます。
ステージング環境で変更した内容を本番サイトへ反映することも可能ですので、サイトを直接変更することに不安がある場合に役立つ機能です。
WordPressのセキュリティ設定を自動で最適化できる
XServer for WordPressでは、WordPress向けのセキュリティ設定を自動で最適化する機能が用意されています。
WordPressは広く利用されているため、不正アクセスなどへの対策も重要です。
XServer for WordPressでは、サーバーを用意するだけでなく、WordPressの運用を考慮したセキュリティ対策もサービスの一部として提供されています。
自動バックアップを14日分保存できる
サーバー上のWebデータやMySQLデータベースは1日1回自動的にバックアップされ、過去14日分が保存されます。
保存されたバックアップデータは、WPパネルから復元することが可能です。
WordPressの更新や設定変更などによって問題が発生した場合でも、バックアップから以前の状態へ戻せるため、サイト運営時のトラブルに備えられます。
WordPressの運用をサポートするサービスがある
XServer for WordPressでは、サーバーに関するサポートだけでなく、WordPressの運用を支援するサービスも用意されています。
「WordPress基本操作サポート」では、WordPressの初期設定や基本的な操作について相談できます。
また、「設定おまかせサポート」ではWordPressのインストールや他社サーバーからの移転などを依頼でき、「WordPress専門家サポート」ではトラブルの調査やサイト設定について専門スタッフに相談できます。
ただし、個別のプラグインやテーマのカスタマイズなど、サポートの対象外となる内容もあります。
XServer for WordPressと通常のエックスサーバーの違い
XServer for WordPressと通常のエックスサーバーは、どちらもエックスサーバー株式会社が提供していますが、料金や管理機能、メール機能などに違いがあります。
主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | XServer for WordPress | エックスサーバー |
|---|---|---|
| 比較プラン | ベーシック | スタンダード |
| 36か月契約時の月額料金 | 2,574円 | 990円 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| ディスク容量 | 500GB | 500GB |
| 主な管理画面 | WPパネル | サーバーパネル |
| ステージング機能 | あり | ― |
| メールアカウント | 作成不可 | 作成可能 |
| 無料お試し期間 | 14日間 | 10日間 |
※料金は税込の通常料金です。キャンペーン料金は含めていません。
料金
料金を抑えてWordPressを利用したい場合は、通常のエックスサーバーのほうが利用しやすくなっています。
36か月契約で比較すると、XServer for WordPressのベーシックは月額2,574円、エックスサーバーのスタンダードは月額990円です。
どちらもディスク容量は500GBですが、XServer for WordPressにはWordPressの管理や運用を効率化するための専用機能が用意されています。
単純に料金だけで比較するのではなく、WordPress専用機能をどこまで必要とするかも考えて選びましょう。
WordPressの管理機能
XServer for WordPressでは、WordPress専用の「WPパネル」を利用します。
WPパネルでは、複数のWordPressサイトを管理できるほか、WordPress本体・プラグイン・テーマの更新、ステージング環境の作成、バックアップの復元などを行えます。
通常のエックスサーバーでも、WordPress簡単インストールやWordPress簡単移行など、WordPress向けの機能が利用できます。
そのため、通常のエックスサーバーでもWordPressサイトの運営は可能ですが、複数サイトの管理や更新・保守を効率化したい場合は、XServer for WordPressのほうが機能が充実しています。
メールアカウント
メール機能にも大きな違いがあります。
通常のエックスサーバーでは、独自ドメインを使ったメールアカウントが作成できます。
一方、XServer for WordPressではメールアカウントは作成できません。
たとえば、「info@example.com」のような独自ドメインのメールアドレスをサーバー上で運用したい場合は注意が必要です。
なお、XServer for WordPressで作成したWordPressサイトからメールを送信することは可能です。お問い合わせフォームなどから送信されるメールまで利用できないわけではありません。
無料お試し期間
無料お試し期間にも違いがあります。
XServer for WordPressには14日間、通常のエックスサーバーには10日間の無料お試し期間があります。
契約前に管理画面や機能を確認したい場合は、無料お試し期間を利用するとよいでしょう。
ただし、無料お試し期間中は一部の機能に制限があります。本契約時とまったく同じ条件で利用できるわけではない点には注意してください。
なお、通常のエックスサーバーでWordPressクイックスタートを利用して申し込む場合は、10日間の無料お試し期間はありません。
XServer for WordPressと通常のエックスサーバーはどちらがおすすめ?
XServer for WordPressと通常のエックスサーバーは、どちらでもWordPressが利用できますが、料金や管理機能、メール機能などに違いがあります。
それぞれ、どのような人におすすめなのかを見ていきましょう。
XServer for WordPressがおすすめな人
XServer for WordPressは、WordPressサイトの管理や保守にかかる手間を減らしたい人に向いています。
特に、次のような人におすすめです。
- 複数のWordPressサイトをまとめて管理したい人
- プラグインやテーマなどの更新を効率化したい人
- 本番サイトを変更する前にステージング環境で確認したい人
- WordPressの運用やトラブルについてサポートを受けたい人
- 独自ドメインのメールアカウントを同じサーバーで運用する必要がない人
通常のエックスサーバーでもWordPressサイトを運営できますが、XServer for WordPressは、サイトを作成した後の管理や保守を効率化する機能が充実しています。
そのため、料金の安さを優先する人よりも、WordPressの管理にかかる負担を減らしたい人に適したサービスといえるでしょう。
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通常のエックスサーバーがおすすめな人
通常のエックスサーバーは、WordPress専用の管理機能よりも、料金や使いやすさを重視したい人に向いています。
特に、次のような人には通常のエックスサーバーがおすすめです。
- できるだけ費用を抑えてWordPressを運営したい人
- WordPress専用の高度な管理機能を必要としない人
- 独自ドメインのメールアカウントも同じサーバーで管理したい人
- ブログや一般的なWebサイトを運営したい人
- WordPress以外の用途にもサーバーを利用したい人
通常のエックスサーバーにも、WordPress簡単インストールやWordPress簡単移行、自動バックアップなど、WordPressサイトを運営するための機能が用意されています。
そのため、ステージング環境やWordPress専用の管理機能を特に必要としない場合は、通常のエックスサーバーでも十分なケースがあります。
エックスサーバーの料金や特徴、WordPressの始め方については、「XserverでWordPressを始める方法|料金・特徴を解説」で詳しく紹介しています。
まとめ
XServer for WordPressは、WordPressサイトの管理や保守を効率化する機能が充実したWordPress専用のレンタルサーバーです。
専用の「WPパネル」やステージング環境などが利用できるため、複数のWordPressサイトを管理したい人や、更新・保守の負担を減らしたい人に向いています。
一方、通常のエックスサーバーより料金が高く、サーバー上にメールアカウントを作成できない点には注意が必要です。
WordPress専用の管理機能を重視するならXServer for WordPress、料金を抑えながらWordPressを運営したい場合や、独自ドメインのメールも同じサーバーで利用したい場合は通常のエックスサーバーを検討するとよいでしょう。
それぞれの料金や機能を比較し、自分のサイト運営に必要な機能に合わせて選びましょう。



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